大谷翔平を知り尽くした3人の証言で紐解く二刀流がベースボールを変えた日。続いて秘話を明かしてくれたのはエンゼルス時代の投手コーチで現在はホワイトソックスの投手コーチ補佐を務めるワイズ氏。ワイズ氏によるとブルペンでは試合に近い出力で投球練習を行うのが一般的だが、大谷は主に140キロ未満のボールで調整を行っていたそう。すると2023年7月28日に野球史上最高の1日が生まれた。その日はタイガースとのダブルヘッダーが行われ、1試合目に先発登板しメジャー初完封を達成し、2試合目には2本のホームランを放った。最後の証言者はドジャースのロバーツ監督。ことしドジャース移籍2年目にして投手に復帰した大谷。ロバーツ監督によると大谷は打席では楽しむ心を持ち、マウンドでは戦う闘志を持っていて、それらを融合させて二刀流を現実にしているという。そしてきょう、史上初のポストシーズンでの二刀流で勝利した大谷がまたひとつベースボールの歴史を変えてみせた。