北海道のほぼ中心に位置する上富良野町。住民の過疎高齢化が進む小さな町だ。特別に有名な観光スポットは無いが、番組が取材を始めてから1年、これまで以上に世界中からお客が押し寄せるようになった名物食堂がある。それが66年前に創業した「第一食堂」。切り盛りする西永里佳さんは3代目女将だ。里佳さんのモットーは「お腹いっぱいの料理で幸せに」。丼から溢れんばかりに飛び出たデラックス豚玉丼は1200円。40種類以上のメニューはどれもボリュームが自慢だ。そんな里佳さんは365日休まず店に立つ働き者だ。口コミが広まり1年で益々多忙に。あまりの人気ぶりにお客さんが入り切らず今では隣の店を曲がりしているほどだ。押し寄せる物価高にもボリューム満点の料理でもてなす。安くて良い食材を調達するため毎日食堂の閉店後、自らスーパーに足を運ぶ。値引きされたお買い得品を次々と買っていく。予算1万円で町内にある2軒のスーパーをはしごするという。
一方で、里佳さんは鍋や包丁などの商売道具にはお金をかける余裕はないという。番組では1年前にも里佳さんを取材。早朝4時に食材の仕込みとともに行うのは高齢者に届けるお弁当作り。配達料は無料。里佳さんは祖母の代から続く食堂の味で、高齢で雪国の中外出が困難な店に来られない常連客たちも支えたいという思いから365日働き続けている。配達を自ら行うのは高齢者の体調の変化を見逃したくないからだという。次女の朱里さんは自慢の母だと話した。1年が経ち高齢者へのお弁当は一人ひとりの体調や好みに合わせて中身を変えているため、献立作りにはこれまで以上に頭を悩ませるようになったという。毎日500円で昼ごはんを受け取っている80代の片倉さんは、里佳さんの日替わり弁当が楽しみだと話す。毎日早朝4時の仕込みから午後7時の閉店まで年中無休で働く里佳さんを応援したいという地元住民のボランティアや、食材の差し入れをする住民も現れた。里佳さんは、この食堂は本当に恵まれていると話した。
一方で、里佳さんは鍋や包丁などの商売道具にはお金をかける余裕はないという。番組では1年前にも里佳さんを取材。早朝4時に食材の仕込みとともに行うのは高齢者に届けるお弁当作り。配達料は無料。里佳さんは祖母の代から続く食堂の味で、高齢で雪国の中外出が困難な店に来られない常連客たちも支えたいという思いから365日働き続けている。配達を自ら行うのは高齢者の体調の変化を見逃したくないからだという。次女の朱里さんは自慢の母だと話した。1年が経ち高齢者へのお弁当は一人ひとりの体調や好みに合わせて中身を変えているため、献立作りにはこれまで以上に頭を悩ませるようになったという。毎日500円で昼ごはんを受け取っている80代の片倉さんは、里佳さんの日替わり弁当が楽しみだと話す。毎日早朝4時の仕込みから午後7時の閉店まで年中無休で働く里佳さんを応援したいという地元住民のボランティアや、食材の差し入れをする住民も現れた。里佳さんは、この食堂は本当に恵まれていると話した。