有権者が10億人近くに上り世界最大とされるインドの総選挙。今日は最後の投票日でインド・モディ首相率いる与党が単独過半数を獲得できるかが注目される。インドは連日、気温が40度を超えているが、4日に開票ということで人々の熱気も高まっている。全国紙を紹介。モディ首相は今回の選挙で外資の誘致などによる経済成長の実績をアピール。モディ首相は「世界最大の経済センターがインドに誕生する日もそう遠くない」と述べた。一方で市民生活は、物価の高騰や大気汚染、水不足などさまざまな問題を抱えていて特に若者の失業率が深刻化。野党連合は、格差が拡大していると強く批判。また有力野党の指導者が汚職事件で逮捕されたことから、モディ政権に対し「強権的だ」との懸念も高まっている。メディアに対する規制や圧力の強化も問題視されていて、新聞だが現地メディアで政権を批判するような報道はほとんどなかった。投票は間もなく終了する予定でモディ率いるインド人民党が単独過半数を獲得できるかが焦点となる。