ロシアのプーチン大統領は侵攻後はじめてインドを訪れている。ロシアからみればインドは原油や武器を買ってくれる顧客。インドは人口14億をこえ、国境地帯には対立する国々がある。ロシアがウクライナに侵攻した2022年以降、欧米はロシア産原油を購入する際の制裁措置を導入した。インドは制裁には加わらず、価格が低下したロシア産原油の購入を大きく増やしてきた。この購入をやめるよう求めているのがアメリカ。トランプ大統領はインドからの輸入品に対する追加関税を50%に引き上げた。プーチン大統領は軍事侵攻の戦費を確保するためにもインドに原油の購入継続を働きかけるとみられる。ロシアではウクライナ侵攻などで人手不足となっていて、インドからの労働者の受け入れを拡大させている。モスクワ郊外の縫製工場では約500人のインド人が働いていて、5年前に比べ25倍。インド政府は120人以上のインド人がロシア軍に入り少なくとも12人が死亡したしている。
