大谷翔平がワールドシリーズ史上2人目の偉業を達成。さらに試合はワールドシリーズ史上2番目に長い6時間半を超える大激戦になった。メジャー史に残る延長18回、2試合分の死闘は劇的な結末になった。4勝先取のワールドシリーズ1勝1敗タイでドジャー・スタジアムに舞台を移した第3戦。始球式に登場したのはメジャーで2度のノーヒットノーランを達成したドジャースOB・野茂英雄さん。山本由伸がキャッチャーをつとめるなか帰還したレジェンドに拍手が贈られた。そして始まった試合で初回、大谷の第1打席、対するブルージェイズの先発はマックス・シャーザー(41)。第1ラウンドはフェアボールで大谷がライト線ギリギリへ6試合連続ヒットとなるツーベースヒットでチームに勢いをもたらす。すると1点をリードしてむかえた第2打席、シャーザーの高めの速球を捉えて2試合ぶりポストシーズン第7号ソロホームラン。シャーザーを打ち崩しドジャースが2点をリードする。一方ドジャースの先発・グラスノーは4回、カークに3ランHRを浴びるなど一挙4点を失い逆転を許す。2点を追いかけるかたちとなったドジャースは5回、ランナー1塁で大谷。1点差に迫るレフトへのタイムリー2ベースヒット。すると去年のワールドシリーズMVP・フリーマンがライトへタイムリーヒット。大谷がホームに帰り4-4の同点に。しかし7回に再びブルージェイズが4番・ビシェットのタイムリーで勝ち越し。すると大谷が119年ぶりの偉業を達成。
