群馬県・沼田市にある県立尾瀬高校は環境調査やキャンプ体験など自然を活かした教育プログラムに注力していて、2年生の井上巧基さんは約1万匹のアリを飼育するアリ博士として知られている。部活動ではなく自宅でアリの生態を独学で研究していて、餌の成分や集まったアリの数からアリの好みを独学で分析している。研究の結果タンパク質が多く含まれているトウモロコシが多く集まる傾向を発見したという。現在はアミメアリにメチルグリーンを与えてアリを着色して自然にかえし、アリの行動範囲を把握して地中にある巣の大きさを推測する研究を行っているという。