5月20日は国連が定めた「世界ミツバチの日」。アメリカでは農作物の受粉のためのミツバチが減少しているためミツバチをレンタルするサービスがある。400個のミツバチの巣箱が作物の受粉に必要なミツバチを十分に持たない農家に貸し出される。1か月のレンタル料金が5万ドル。ある業者は長年、ミツバチの数が減っているアメリカの至るところにミツバチを移動させてきたという。黒い網をかけることで蜜蜂は常に夜だと思い込み、おとなしくしている。ミツバチを乗せたトラックの移動距離は3000km。道中、リスクはつきもの。アメリカとカナダのテレビ局は頻繁に事故のニュースを中継している。ほとんどの場合、ミツバチが方向を見失い当局は周辺の通行を停止させ、養蜂業者がミツバチを集結させるのを待つことになる。殺虫剤のせいでミツバチはいなくなってしまうという。ミツバチのレンタルをすると全体の4分の1が死んでしまうという。アメリカの農業当局によるとアメリカではミツバチ絶滅の危機が続いていたが、数年前から増加しているとされている。ただし州により大きな違いがあるのが現実。