新潟・佐渡でトキを撮影した。田んぼにいる生き物を口でつついている様子が見られた。トキの命は佐渡の田んぼの豊かさに支えられている。雨風から民家を守る屋敷林は、トキの暮らしにうってつけ。台所からトキを眺めるのが日課になっている仲川さんは、トキがいると会話が弾むと話した。佐渡の人々の日常にも温もりを与えていた。田んぼに暮らすトキは、日本人にとって昔から身近な存在だったが、戦後の人々は生産性を求めて大量な田んぼで農薬を使うようになった。トキの糧となる生き物は激減し、その後絶滅した。国はトキを復活させようと、中国から同じ種のつがいを譲り受けた。徐々に増やすことに成功し、10羽が佐渡に放たれた。
