イオンが1日、来年のおせちを発表した。イオンの調査によると、おせちを買う人のうち約8割が毎年1つしか買わないため、その1枠を勝ち取るために正月のおせち商戦は年々早まっている。これに対抗してイオンも例年よりもおよそ1か月前倒し。消費の二極化に対応し、価格帯は税抜き6800円から10万円と幅広く展開する。去年、一番人気だったトップバリュ和風三段重「慶(よろこび)」は製造場所を集約することでコストを削減。さらに鮮やかな色使いが特徴の「AIおせち」も登場。生成AIで「未来」や「彩り」などのキーワードを入れてできた画像を再現した。年末年始は円安や物価高などの影響で巣ごもり需要が増えると考えていて、去年よりも2割売り上げを増やしたい考え。