世田谷の住宅街にあるコミュニティーカフェ「楽ちん堂」は、一般のお客さんだけではなく不登校や生涯など様々な事情を抱える人たちの居場所にもなっている。運営する森田清子さんは「(不登校の子は)決まった日にちと場所に行くのが大変。だからいつ行ってもいい、いつ行ってもご飯が食べれる」と話す。食材はご近所や支援者からの寄付にも助けられている。メニューはなく、その日にある材料で作り、皆で分け合うのが日常。ほとんどの常連さんは月々3,000円を払い出された料理を一緒に食べている。そんな食事時間、スルメを手にした女の子・ユカさん(当時小学5年生)がいた。