ジョン・マクフォールさんは障害者がISS(国際宇宙ステーション)の長期滞在クルーになれるかを調査する研究をしていて、義足が宇宙空間でどのように機能するかという研究ではブレードの硬さを調整する必要があることが分かったという。また大気圏再突入時にはおよそ6Gという地球の6倍の重力がかかるといい、宇宙飛行士は遠心力試験施設で高いG負荷を受ける訓練を行う。その中でマクフォールさんは足切断者の血流に与える影響を調べる実験を行い結果は良好だったそう。こうした実験を重ねた結果、ESAは身体に障害がある宇宙飛行士が宇宙に行くことは「技術的に可能」であると発表した。マクフォールさんの研究は今年の秋まで残っているが、それが終わってミッションに任命されれば「パラストロノート(身体障害者の宇宙飛行士)」が初めて宇宙へ行くことになる。