横浜流星さんと吉岡里帆さんがスタジオ生出演。きょう公開の映画「正体」の魅力について。映画パーソナリティー・伊藤さとりさんのスタジオ解説。あらすじは死刑判決を受けた主人公が顔を変え日本各地を逃亡するサスペンスエンタテインメント。今月25日発表の第49回報知映画賞で作品賞・邦画、主演男優賞、助演女優賞と三冠に輝いた。伊藤さんは「逃亡犯が触れる人のやさしさや信じることの大切さが描かれている。真実が明らかになった時心が震える」と感想を寄せた。5つの顔を演じたことについて、横浜さんは「20代の彼が必死に考えて変装しているので、やり過ぎになるとリアリティに欠けるので、監督や衣装部と相談してリアルを追求した。別人格ではないので、彼の目的だったり心を失わないようにすることは大切にしていました」と話した。アクションシーンをまとめたVTRを紹介した。通常だったらスタントマンがやるところも横浜さんが挑戦した。横浜さんは「鏑木として生きたかったので、そこはできる限り自分でやりたかった」と述べた。映画を観た感想を聞かれた八代さんは「僕は判決を下す側にいたことがあるので、なんていうんですかね。軽々しく感動しましたというのはおこがましくて、すごく自分に突きつけられるものがある思いで観てました。そんな中、鏑木が逃亡中にボロボロなったロープを持ってて、労働法に詳しかったり、この青年は18で人生間違えなかったら弁護士になって人を救ってたのでは、そんな道もあっただろうなと考えると司法の間違いがいかに罪深いものか感じられた」などと述べた。藤井道人監督は横浜流星さんについて「2人の間に鏑木がいるような感覚がすごくあった」とコメントし、吉岡里帆さんについては「最高だった」とコメントした。