今年の春闘は山場となる集中回答日を迎えた。物価高が進む中、過去最高水準の賃上げ回答が相次いでいる。トヨタ自動車は職種や階級ごとの賃上げの最も高いケースで「月額2万8440円」の要求に対し、満額回答したほか、日産自動車も「月額1万8000円」の要求に対し満額で回答した。また電気では日立製作所など3社が「1万3000円」の要求に対し満額回答した他、鉄鋼大手では日本製鉄が「月額3万円」の要求を上回る「3万5000円」で回答した。大企業では30年ぶりとなった去年を上回る高い水準になるとの見方が強まっている。