トヨタ自動車はきょう、昨年度の決算を発表し、営業利益が初めて5兆円を超え、5兆3529億円となった。営業利益が5兆円を超えるのは、日本企業で初めてだ。売上高も、過去最高だった前年を上回り、約45兆円となった。半導体不足の解消や、海外で好調なハイブリッド車の販売、さらに円安も追い風となった。ダイハツや豊田自動織機の認証不正問題が影響し、昨年度の日本での販売台数は、前年に比べ減少した。トヨタ自動車の佐藤社長は、グループ各社の不正問題に正面から向き合い、足場固めに取り組むと強調し、今年度は、従業員の働き方の改善などに、3800億円を投じるとしている。