トヨタ自動車は大量生産に必要な型式指定の認証不正で是正命令を受けたことを踏まえ再発防止策を国土交通省に提出した。再発防止策では認証試験が適切に行われているかどうかを確認する「社内審査官」を設けるなど認証プロセスを大きく見直す。また、認証に関わる人員を10%程度増やす方針。さらに、経営陣の責任について「今年度の報酬でしっかり反映する」と述べた。認証不正問題をめぐっては、トヨタが国土交通省に対し「新たな不正はなかった」と先月報告したものの国交省の調査で不正が発覚。国交省はトヨタに初の是正命令を出した。トヨタ・佐藤社長恒治社長は「異常検知できるような環境風土をつくる。こういったところに経営として責任を持って取り組んでいきたい」とコメントした。