今日から千葉市の幕張メッセで開催される世界最大級のカスタムカーの祭典「東京オートサロン 2025」。国内の主要メーカーはもちろん、海外の自動車メーカーや部品メーカーなど300社以上が出展。普段はサーキットでしかお目にかかれないレーシングカーがこれでもかと展示されている他、キャンプなどに使えそうなアウトドア用の車や、ど派手なデザインが目を引く改造車など個性豊かなカスタムカーが会場を埋め尽くし訪れたたくさんのファンもわくわくが止まらない。トヨタ自動車のブースに展示されていたのはその名も、モリゾウガレージ。モリゾウこと豊田章男会長の秘蔵コレクションを展示、60年代の名車が集まった。エンジンを車両の中央部分に搭載するミッドシップ型の車で一般的な前方や後方ではなく、エンジンを後部座席付近に載せることで車体全体のバランスが向上。今後、耐久レースなどに投入する予定。一方、日産自動車のブース、ひときわ多くの人が集まっていたのはレトロ感が漂うこの車は30年以上前に発売されたスポーツカー「スカイラインGT−R」を電気自動車に改造したコンセプトモデル。外観の再現はもちろんEVでは目立たない振動や音などをデジタルデータで再現したいわば車のデジタルリマスターのようなものだという。電気で動く車、アクセルを踏むたびに車内に響くエンジン音さらに細かな振動も座席を通して伝わるなど往年の名車の魅力を見事に再現している。「東京オートサロン2025」は12日(日)まで開催。