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「トヨタ自動車」 のテレビ露出情報

マーケット担当の長江優子記者が企業の今後を先読みする。今日のテーマは「株主不満の豊田織機TOB 勝算と今後のトヨタ課題は?」。 豊田自動織機はトヨタグループからTOB(株式公開買い付け)による買収提案を受けている。このTOB価格を巡って、先週開かれた株主総会では株主からの不満が相次いだ。今日はTOBの今後を占うとともに、今後のトヨタ自動車の経営課題も考える。まずは豊田自動織機に対する買収提案の構図を確認。買収の主体は非上場企業のトヨタ不動産と、トヨタ自動車の豊田章男氏が出資する持ち株会社。ここにトヨタ自動車も優先株の出資をする。この持ち株会社が12月ごろに1株1万6300円でTOBを始め、最低42.01%の株式取得を目指す。トヨタ自動車保有の24.59%の株式と合わせ、臨時株主総会で株式併合を議決するのに必要な議決権の3分の2以上を確保する見通し。次に豊田自動織機の株価推移を確認。株式非公開化に関する憶測報道が出たことが影響し、TOB発表日の終値は1万8400円だったが、翌日は売りが殺到した。TOB価格についてトヨタ不動産・近健太取締役は「本源的価値を十分に考慮したもの。中長期保有の株主には十分なプレミアムをつけた売買機会を提供できる」などとコメント。しかし、10日に開かれた豊田自動織機の株主総会では、株主から「TOB価格が安い」、「今回のTOBは少数株主への配慮が少ないのでは?」などと不満が相次いだ。価格については、海外の機関投資家からも「安すぎる」という指摘が。TOB成立の鍵は、市場から買い集める株式の比率にありそうだ。豊田自動織機の株主にはトヨタ自動車以外に、今回の買収の主体となるトヨタ不動産、豊田通商、デンソー、アイシンの4社がある。4社で株式の17.58%を保有し、TOBに応じる意向を示している。実質的にトヨタグループが株式市場で最低限買い集める株式割合は24%ほどになる。 市場関係者は「トヨタ自動車はお金に渋く価格引き上げはなさそう。買い集める率も低くTOBは成立するのでは」などとコメント。
同じようにTOB価格が低すぎるという指摘が出たのが、ドラッグストア大手のツルハHDとイオン子会社のウエルシアHDの経営統合。この経営統合の過程では、イオンがツルハHDに対してTOBをする予定。この件を巡って、ツルハHDの株式を保有するイギリス系の運用会社「オービス・インベストメンツ」はTOB価格が低すぎると主張。2社の統合案は5月下旬の株主総会が可決されたが、オービスは「株式の買取請求権を行使する意向」としている。豊田自動織機の株主総会でも、株主から「TOB価格の妥当性について裁判になる可能性があると思う」などと指摘が。一方、株式市場からは トヨタ自動車の懸案は一段落したという声も出ている。
トヨタ自動車をめぐる最近の動き。1:豊田織機への買収提案を機に打ち合い解消が進む。2:日野自動車と三菱ふそうの経営統合が最終合意。この経営統合で日野と三菱ふそうを傘下に持つ、持ち株会社を作るが、ダイムラーの議決権ベースの持ち株比率は26.7%に対し、トヨタ自動車は19.9%にとどまった。日野はトヨタ自動車の持ち分適用会社から外れる。3:総会での豊田会長の再任再生比率が96.7%に(去年は72%)。このように見ると、関税の件は残っているが、株式市場が懸念していたガバナンスや経営上の課題は一段落したことになる。次に対処すべき課題について、複数の市場関係者から寄せられたのは「収益力の低下」。トヨタ自動車の業績推移を確認。売上高の増加は続くものの、営業利益率は2024年3月期をピークに低下。こうした状況下で今後の鍵となりそうなのが、2025年7月にトヨタ自動車のCFOに復帰する近健太執行役員。 トヨタ自動車の重要案件に色々な立場で 関わっている。ナカニシ自動車産業リサーチの中西孝樹氏は「近氏はCFO時代に損益分岐経営を貫いた人。収益力回復づくりに奔走すると思う」などとコメント。 関税という逆風がある中でも強さを再び示すことができるのか、次は本質的な「稼ぐ力」の向上と向き合う時期になりそうだ。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年7月8日放送 11:13 - 11:30 テレビ東京
昼サテ(マーケット情報)
きょうの日経平均株価は昨日の終値を挟んだ値動き。関税の影響が大きい自動車株だが今日はしっかり。ハイテク株ではアドバンテストが実質的上場来高値更新。中国株は小幅上昇。

2025年7月6日放送 22:00 - 22:54 TBS
日曜日の初耳学東進ハイスクール 夏の熱血授業
中村仁美が、子どもに勉強をやる気にさせる方法を教えてほしいと語った。中高生がやる気を失う原因の1位は、親の「勉強しなさい・早くやりなさい」という言葉。武藤先生が、親が直接子どもに言うのではなく学校の先生や塾の講師など信頼できる大人を介してアプローチするといいとアドバイスした。武藤先生が、自発的に勉強させるには良き友達やライバルが必要だと語った。西武学園文理高[…続きを読む]

2025年7月6日放送 0:00 - 0:25 テレビ東京
RACING LABO SUPER GT+KYOJO(RACING LABO SUPER GT+KYOJO)
SUPER GT第3戦の舞台はマレーシア。GT500クラス開幕戦はau GR スープラが、第2戦はキーパーGRスープラが優勝した。横溝は、12年ぶりのマレーシア開催で全チームレースデータがほぼ無い中で、どこが一番最初に良い車を作れるかがポイントと話した。予選1番手でポールポジションの座を掴んだのはウェッズスポーツGRスープラだった。決勝は猛烈な暑さを考慮し夕[…続きを読む]

2025年7月4日放送 10:25 - 13:55 TBS
ひるおび(ニュース)
日米の交渉をめぐっては注目されているのが自動車関税。これまでも日本はアメリカと自動車関税で悩まされてきた過去がある。1970年~90年代。この時、日本の対米貿易黒字が批判され貿易摩擦が深刻化していた時期がある。1980年は343万台、アメリカに輸出されていた。1980年代にはアメリカの労働者が日本車を破壊するというジャパン・バッシングが起きた。1985年、日[…続きを読む]

2025年6月16日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京
モーサテプロの眼
テーマは「米中貿易戦争・中国がレアアースで反撃」。アメリカと中国は今月9日から10日にロンドンで貿易問題を巡る閣僚級協議を開き、5月の協議への合意を履行するための枠組み設置で一致した。丸紅経済研究所・今村卓は「交渉の焦点は戦略物資の輸出規制の緩和で関税ではない」「中国はレアアースの輸出規制を緩め、アメリカは半導体関連の輸出規制を緩和するほか中国人留学生のビザ[…続きを読む]

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