二刀流に復帰した大谷は、ワールドシリーズ第3戦でサイ・ヤング賞に3回選ばれたマックス・シャーザーからホームランを打った。5回ウラにブルージェイズは左投げの投手を大谷にぶつけた。左投手を打ち崩せるかは大谷が直面してきた課題だった。地区シリーズでは左投手相手の20打席でヒットわずか1本と、完全に抑え込まれた。ストレートは2球のみで、相手は大谷が最もホームランにしている球種を避けていた。ツーシームやチェンジアップが多く、中でも多く空振りしていたのが内角の球だった。大谷は練習で内角の球への対策に取り組み、第3戦では左投手からタイムリーツーベースを打った。延長18回までもつれ込み、大谷は9打席連続で出塁した。サヨナラホームランドジャースが勝利し、試合時間は6時間半にも及んだ。
			
