98%のDNA次第で「〇〇に良い」とされるものの効果に差が出ることがわかってきた。コーヒーを摂取すると、心臓に良い影響が出るという研究もあれば、悪いという研究もある。コーヒーに含まれる抗酸化物質は血管を若返らせ心臓を健康に保つと言われる。一方、コーヒーのカフェインには血管を収縮させ血圧を上げる効果がある。カフェインの分解能力を決めるDNAを調べたトロント大学・アーメド・エルソヘミーさんの研究で「すばやく分解できるDNAを持つ人」が46%いることがわかった。「すばやく分解できるDNAを持つ人」だけで1日あたりのコーヒーの量による心筋梗塞のリスクを調べると0杯と比べ2~3杯の人だとほぼ3分の1に減ることがわかった。