宮本がトーシンに入社した頃、経営は火の車だった。さらにないよりもショックだったのは社員の意欲の低さ。そこで社員のモチベーションをあげるために新たな事業にのりだし、収支を改善させていく。社内の反対をおしきり、カプセルトイ専門店の2018年シープラを札幌市内にオープン。店は大盛況になり、月に数百万円を売り上げたがこれに満足することなくさらに客を引き寄せる。その一つが会員アプリで、店舗にあるQRコードを読み取ると来店ポイントがもらえるという仕組みが。ポイントがたまるともう一回マシンが回せる再チャレンジチケットなどと交換が可能に。またオリジナル商品の開発。初めて作ったのは札幌市東区限定の缶バッジ。当時、パートの従業員が考えたものを宮本が採用した。そこで店舗での実験には大手メーカー製の人気キャラが並ぶ場所に限定缶バッジのマシンをおいた。その結果どのキャラ商品も自分たちの商品がはるかに売れていたという。これがきっかけで従業員たちが自由に発想する商品の開発に力をいれていく。こうし社員のモチベーションアップにもつながった。