アメリカの実業家イーロン・マスク氏が移民や難民に対して排他的な主張を掲げるドイツの右派政党が開いた大規模な選挙集会にオンラインで参加し、改めて支持を表明した。マスク氏を巡ってはヨーロッパの選挙や内政に干渉しているとして警戒感が広がっている。米国の実業家でトランプ政権の要職に就くマスク氏は移民や難民に対して排他的な主張を掲げるドイツの右派政党「ドイツのための選択肢」が来月下旬の議会選挙に向け開いた大規模な集会にオンラインで参加した。改めて支持を表明し知人や友人へ投票を働きかけるよう呼びかけた。マスク氏は今月、この党のワイデル党首とSNSのXのライブ配信で討論を行い経済やエネルギー政策を評価して投票を呼びかけるなど支持の動きが目立っている。マスク氏は英国などヨーロッパの主要国の政権批判も繰り返しヨーロッパの選挙や内政に干渉しているとして警戒感が広がっている。一方、「ドイツのための選択肢」は移民や難民の増加への不満などを背景に世論調査の支持率で2位となっていてSNSなどを通じ影響力のあるマスク氏からの支持を追い風にしたいねらいと見られる。
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