きょうの為替について、ドイツ証券の小川和宏氏の予想レンジは151.00~152.50円。昨晩のドル円は高市政権誕生からロンドン、ニューヨーク時間は海外勢からの断続的な買いが入り、ドル円は一時152.17円近辺まで上昇。本日は新政権の動向を見ながら底堅い展開を予想する。注目ポイントは「ドルはこの先、方向感が出にくい時間帯が続く」。年初からのドルインデックスのチャートを見ると、夏以降の方向感が出にくくなっている。先進国通貨のボラティリティーインデックスでは、トランプ氏が各国への相互関税を公表した4月以降、下落傾向となっている。ドル売り材料としては「アメリカの金融市場リスク」と「アメリカの政府機関の一部閉鎖」。ドル買い材料としては「高市トレード」と「ドイツとフランスの財政」。ドル売り、ドル買いのどちらにもなり得る材料として、地政学的イベントがふたつ。米露と米中の首脳会談。通貨オプション市場で取引されているボラティリティーから計算されるイベント当日の変動幅を見ると、現在のところ市場が織り込んでいるイベントはFOMC、日銀、アメリカのCPI。しばらく方向感が出にくく、ドル円は目先150~153.50円、ユーロドルは1.15~1.18のレンジで推移すると見ている。
