ドル円の予想レンジは146.50円から148.00円。ドイツ証券の小川和宏さんに聞く。きのう東京時間夕方に日銀が年内利上げ排除せずとの報道から一時146円台に下落。アメリカの金利の戻りを受けて147円台に戻す。本日のアジア時間は日本の政局、海外時間はアメリカのPPIを控えて、一旦の下げ止まりを予想している。注目ポイントはECBの利下げ停止。FRBの利下げ開始でドル安持続か。アメリカとの貿易交渉の進展で下方リスクが緩和される一方、財政刺激の情報リスクは高まっている。経済見通しについて、上振れリスクがある。ドイツの財政出動が欧州の活動を大きく刺激する可能性があるため。防衛費に約5000億ユーロとインフラ整備に約3000億ユーロを計画している。ドイツの経済成長を1.8%程度押し上げる効果を見込む。金融政策の見通しについてECBは利上げに向かう。FRBは利下げが想定されるためドル安方向などと話した。
