共和党のトランプ前大統領はサウスカロライナ州で開いた選挙集会で、バイデン政権が国内問題よりも外国への支援に多額の資金を投入していると、非難した。また、トランプ氏はNATOの加盟国の首脳から「十分な軍事費を負担していない加盟国がロシアからの攻撃を受けたとしてもアメリカは防衛しないのか」という趣旨の質問をされ、「防衛しない。むしろロシアに対して望むようにするよう促すと答えた」と述べたという。ホワイトハウスはただちに声明を出し、「同盟国への侵攻を促すのは恐ろしいことであり、正気とは思えない」と強く非難した他、ストルテンベルグ事務総長も「NATOに対するいかなる攻撃に対しても一致して強力に反撃する」と反発している。