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- 渕岡友美 檜山靖洋 井上二郎 今井翔馬 神子田章博 赤木野々花 是永千恵 大谷舞風
政府は、物価高への対応などを柱とする新たな経済対策をきょう決定する。電気・ガス料金の補助の再開や、住民税非課税世帯への給付金などが盛り込まれている。
中谷防衛大臣は中国の董軍国防相と初めて会談し、中国による軍事活動の活発化への懸念を伝えた。一方、「安全保障上の懸案があるからこそ意思疎通が重要だ」として、防衛当局間の対話を進めていくことで一致した。
米国のトランプ次期大統領が、来年1月に発足する新たな政権で司法長官に起用すると発表していたマットゲーツ前下院議員は21日、SNSで指名を辞退すると表明した。ゲーツ氏は、トランプ氏を強く支持してきたことで知られる。ただ、未成年の女性に金銭を支払って性的な関係を持った疑いなどで当局の捜査を受けたことがあり、身内の共和党内からも起用を問題視する声が上がり、閣僚人事に必要な議会上院での承認が難航するとの見方が出ていた。ゲーツ氏は辞退の理由についてSNSに「私の承認を巡って、不当な形で政権移行期の重要な仕事を妨げていることは明らかだ」と投稿した。また、トランプ氏はSNSに「彼は非常によくやっていたが、彼が尊敬する政権の妨げになりたくなかったのだ。マットにはすばらしい未来がある」と投稿した。米国メディアは「トランプ氏にとって大統領選挙以降、初めての大きな政治的後退になった」などと大きく伝えていて、トランプ氏は人事の練り直しを迫られることになる。
大たい骨を骨折し手術を受けた上皇后さまについて、側近は、リハビリの経過は非常に順調で、先週あたりから基本的に車いすを使わずつえをついて歩く生活を送られていると明らかにした。上皇后さまは、先月6日に東京 港区の赤坂御用地にあるお住まいの仙洞御所で転倒した。三笠宮妃の百合子さまが亡くなられたことを受けて弔問のため三笠宮邸を訪ねた際も、車寄せで車から降りると左手でつえをついて上皇さまに支えられながら歩かれていた。
政府がきょう決定する経済対策は、目先の物価高対策に加えて、賃上げと投資がけん引する成長型経済への移行を確実なものにするとして、物価上昇を上回る賃上げを定着させるための政策が盛り込まれている。この中では、最低賃金を2020年代に全国平均で1500円に引き上げる目標に向け、賃上げのために業務改善や設備投資を行う中小企業への助成を行うほか、コストの上昇分を取り引き価格に適切に転嫁できるよう促す取り組みを強化する方針などが盛り込まれている。今回の対策には、電気・ガス料金の補助を来年1月から再開し、3月まで行うことも盛り込まれている。
政府がきょう決定する経済対策には、電気・ガス料金の補助を来年1月から再開し、3月まで行うことも盛り込まれている。こうした補助は事業者向けにも行われ、期待の声がある一方で、自助努力で乗り切ろうという動きも出ている。都内のクリーニング会社を取材。クリーニング業で欠かせないのがスチーム。ガス代が高騰して、経営の大きな負担になっている。都内で5つの店舗を展開するこの会社のことしに入ってからの光熱費は、去年と比べてひと月あたりおよそ3万円増えた。スチームを出すためのガスのボイラー栓をこまめに閉じるなど、小さな節約も重ねてきたが、ハンガーや溶剤なども値上がりし、ことし3月には3度目の値上げをした。ただ、この店では政府の補助だけに頼らない取り組みも始めている。24時間受け付けや引き渡しもできるロボットを導入することでスタッフを増やすことなく営業時間を拡大し、値上げなどによる客離れが起きても収益を確保するねらい。高い電気代が続く中で、少しでも節約をして乗り切ろうという自助努力が広がっていけば、エネルギー消費を抑えることにもなり、温暖化防止に向けても有益となりそう。
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来月開く金融政策決定会合で、追加利上げを決めるかどうかに関心が集まっている日銀の動きについて。植田総裁は「次回12月の金融政策決定会合まで1か月ほどあり、それまでに多くのデータが出てくるため、次の会合での結論を予期するのは不可能だ」と述べ、今後発表される経済指標の内容を見極めたうえで、政策を判断していく考えを示した。日銀はこれまでも今後の利上げの時期について、あらかじめスケジュールを定めることなく検討していくとしてきた。来年1月にはトランプ氏が米国の次期大統領に就任し、その経済政策が注目されているが、日銀としてはそれを待って動くなど特定のスタンスを取ることはなく、あくまで一回一回の会合時点でのデータを基に、政策判断を行っていくとみられる。
フランス産のワインの新酒、ボージョレヌーボーの販売がきのう解禁された。ボージョレヌーボーは、フランスのボージョレ地区でその年に収穫されたぶどうで造るワインの新酒で、毎年11月の第3木曜日に販売が解禁される。このうち東京都内のスーパーでは、円安などで調達のコストが上昇する中、航空便1便あたりの輸送量をできるだけ増やすなど、物流の効率化を進めることで販売価格を去年並みに抑え、消費者を取り込もうとしている。また、最近はワインの消費量が伸び悩んでいることから、スーパーではボージョレの販売に合わせて価格を抑えた南フランス産のワインも販売し、てこ入れを図っている。ボージョレヌーボーはサントリーが価格を据え置くほか、キリンホールディングス傘下のメルシャンも商品数を絞り込んだうえで、価格を据え置くという。
上場の延期が続いてきた半導体フラッシュメモリーの世界大手・キオクシアホールディングスが、来月中旬に株式を上場する見通しになった。
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- キオクシアホールディングス
バイオミメティクス(生物模倣)とは、生き物の構造や機能を研究して、新しい開発に生かす科学技術を意味する。魚の機能を模倣した製品を作ることで、脱炭素につなげようという取り組みを取材した。東京と伊豆諸島などを結ぶ大型客船には船底に特殊な塗料が塗られていて、水との摩擦を減らすことにより燃料を300キロリットル、年間およそ1割削減している。秘密は塗料の中に含まれている成分で、ヒントになったのはマグロ。種類によっては時速100キロ以上で泳ぎ、高速で泳げるよう表面がぬるぬるの粘膜で覆われている。この膜に似せた成分を塗料メーカーが開発。塗料に混ぜることで水の抵抗を減らし、省エネになるという仕組み。塗料はほかにも、漁船やコンテナ船など1000隻以上に導入が進んでいる。
魚をまねした技術は、空でも使われようとしている。航空会社が行っている実験は、サメの肌をヒントに開発したフィルムを貼ることで、燃費を向上させようというもの。サメは、獲物を捕まえるときにエネルギー消費を抑えながら素早く動くため、溝が折り重なった肌をしている。サメの肌については、競泳の水着も参考にして話題になった。大手精密機器メーカーはこの構造をヒントに、10分の1ミリほどの凹凸のあるフィルムを制作。航空機は、高速で移動するときに機体の表面に空気の渦が発生し、抵抗が生まれる。フィルムを貼ると溝があるため渦が接する面積が小さくなり、抵抗を減らすことができる。大手精密機器メーカーの試算では、年間使用量のおよそ2%にあたる12.4万リットルの燃料を削減できる。サメの肌をヒントに使ったフィルムは、風力発電の風車に貼ることで発電量を上げようという実験も行われている。
「十勝ワイン」のブランドで知られる産地の北海道・池田町ではおととしから「ボージョレ・ヌーボー」の販売解禁日と同じ日に新酒を売り出している。
長野・上田市の小学生が、自分たちで栽培した藍を使って染めた手ぬぐいやストールなどを販売する催しが開かれた。
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- 上田(長野)
オーストラリア・ブリスベンで米国人写真家、スペンサーチュニックの作品の撮影のため人で埋めつくされた。シドニー・ボンダイビーチやオペラハウスなどで撮影してきた。今回オーストラリアでは過去最高の人数を集めた。
為替と株の値動きを伝えた。
東京・渋谷の現在の様子、気象情報を伝えた。
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- 渋谷(東京)