欧州議会選挙でオルバン首相の与党は過半数を維持したとはいえ、前回に比べ議席数を減らした。松本さんは「ロシアとの関係について大きく変えるというのは考えにくい。オルバン首相を批判した野党が躍進した。ロシアよりの主張を展開したことが要因というより国民がオルバン首相の長期政権につかれてきただけではないかとの見方がある。与党は第1党としての座を維持した。選挙で議席を増やしたEUに懐疑的な右派や極右政党とも連携して議会での発言力を強めていくものとみられる。オルバン首相は11月のアメリカ大統領選挙で自分と同じように軍事侵攻の即時停戦を訴えるトランプ氏が大統領に返り咲くことを期待している。EU全体よりも自国民の利益を優先する姿勢がほかの国にも影響を広げるのか注目したい」などと述べた。