バイデン大統領とトランプ前大統領が、討論会で4年ぶりに直接対決。互いに「史上最悪の大統領」と批判しあったが、大統領選の争点である経済や不法移民の問題などをめぐり議論が交わされた。バイデン氏は「大統領に就任した時、経済はひどい状況だった。私は雇用を創出した」と、トランプ氏は「雇用拡大は不法移民のための仕事。世界中のテロリストがアメリカに押し寄せている。この男はそれを放置した」などと述べ、ウクライナ情勢では「プーチン大統領から尊敬される大統領がいれば、侵攻はなかっただろう」と述べた。討論終了後、バイデン氏は喉に痛みがあったと釈明している。CNNは終了後の世論調査では、どちらが勝ったかについてトランプ氏が67%、バイデン氏が33%という結果となった。米国メディアは民主党員の声として、「バイデン氏の退陣を求める声が高まりつつある」というコメントを紹介するなど、「民主党内でバイデン氏を差し替えるべきとの見方が出始めている」と伝えている。