ホワイトハウスは、バイデン大統領の健康状態について正直に答えてきたか迫られた。手足が震えたり体が動かなくなったりする難病”パーキンソン病”。その”専門家である神経科医が今年春までの8か月間に8回にわたってホワイトハウスを訪れていた”とアメリカのメディアが伝えた。ジャンピエール報道官は、「訪問者の安全やプライバシーを守るべきなので名前は公表しない」などと述べた。バイデン大統領の主治医は、8日に声明を出し”ことし2月に行われた健康診断の際にこの神経科医の診察を受けたもののパーキンソン病などの神経系の疾患の所見はなかった”としている。先月行われたテレビ討論会で安定性を欠き、年齢に対する不安が広がる。これまでに、民主党下院議員5人が公然と撤退を要求しているほか、CNNテレビは”複数議員が身を引く必要があると民主党議会下院トップに伝えた”と報じている。これに対し、バイデン大統領は改めて撤退しない考えを示した。バイデン大統領は、「選挙戦を続けるべきでないと思うなら立候補して党大会で私に挑戦すればいい」などと述べた。さらに、議会の民主党の議員あてに書簡を送付し、”いろいろな憶測が出回っているが私は選挙戦を最後まで戦い、ドナルド・トランプを打ち負かすと固く決意している”として、選挙戦を続けることを強調した。
一方の共和党は、8日に 事実上の公約となる政策綱領案をまとめた。その内容はトランプ氏の主張が色濃く反応されたもので”アメリカ第1主義、常識への回帰”と記され、アメリカのメディアは”トランプ前大統領が草案の一部を書いた”と伝えている。このうち、中国をめぐっては、貿易上の優遇措置などを講じる「最恵国待遇」を撤回するほか、移民政策では国境沿いの壁を建設など対策を強化するなどしている。バイデン大統領とトランプ大統領の支持率の差は、テレビ討論会の後広がっている。先月は1.5ポイントだったが、直近では3.4ポイントとトランプ氏リードとなった。与党民主党の議員たちは、”大統領選挙に向けた今後の対応について、9日に協議”すると伝えられていて議論の行方が注目されている。しかし、仮にバイデン氏が撤退するとなったとしてもトランプ氏に勝てる有力な候補者はなかなか見当たらず、民主党は難しい対応を迫られることになる。
一方の共和党は、8日に 事実上の公約となる政策綱領案をまとめた。その内容はトランプ氏の主張が色濃く反応されたもので”アメリカ第1主義、常識への回帰”と記され、アメリカのメディアは”トランプ前大統領が草案の一部を書いた”と伝えている。このうち、中国をめぐっては、貿易上の優遇措置などを講じる「最恵国待遇」を撤回するほか、移民政策では国境沿いの壁を建設など対策を強化するなどしている。バイデン大統領とトランプ大統領の支持率の差は、テレビ討論会の後広がっている。先月は1.5ポイントだったが、直近では3.4ポイントとトランプ氏リードとなった。与党民主党の議員たちは、”大統領選挙に向けた今後の対応について、9日に協議”すると伝えられていて議論の行方が注目されている。しかし、仮にバイデン氏が撤退するとなったとしてもトランプ氏に勝てる有力な候補者はなかなか見当たらず、民主党は難しい対応を迫られることになる。