- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 吉岡真央
オープニング映像。
都知事選挙で3回めの当選を果たした小池知事は今日、総理大臣官邸を訪れて岸田総理大臣と面会した。選挙戦で訴えてきた少子化対策などを進めるため、連携して取り組むよう要望した。また、今日役員会を開いた自民党は、都知事選挙と合わせて行われた都議の補欠選挙では選挙前の5議席を下回る2議席の獲得にとどまった。この結果を受けて党内からは岸田総理大臣の退陣を求める声も上がった。
一方、立憲民主党は都知事選挙では、共産党とともに支援した蓮舫氏が政党の支援を受けなかった石丸伸二氏にも及ばず3位に終わった。今日の立憲民主党の執行役員会で出席者からは石丸氏が無党派層に浸透した要因を考えなければならないとの意見や共産党とともに支援した影響を検討する必要があるという指摘もあり、都知事選挙の敗因を分析していくことを確認した。立憲民主党と共産党の連携については国民民主党の玉木代表からは「見直さないと次の衆院選は厳しい選挙になるのではないか」と指摘が上がった。
日本維新の会は都知事選挙で蓮舫氏を上回り、2位となった石丸氏について、藤田幹事長は都知事選前に馬場代表らとともに、石丸氏と面会していたことを明らかにした。石丸氏は「無所属で広く支持を得たいが政策の近い維新に応援してもらうことは可能か?」という申し出に対し、藤田幹事長は「推薦して全力でやるか、やらないかの2択。ステルスというのは難しい」と返答したという。それに対し石丸氏は自力で頑張るという決断をしたと藤田幹事長は述べた。石丸氏との今後の連携については、政策面が一致してないので積極的にアクションを起こすことはないと明言した。
今回の選挙を受けて、各党は戦略の練り直しを迫られている模様。とりわけ注目されているのは石丸氏に流れた無党派層の支持について。次の衆議院選挙でも無党派層の取り込みがカギになるとみられている。この秋には、自民党の総裁選挙と立憲民主党の代表選挙が控えており、無党派層の取り込むことのできる候補者選びが意識される展開になるとみられている。
ホワイトハウスは、バイデン大統領の健康状態について正直に答えてきたか迫られた。手足が震えたり体が動かなくなったりする難病”パーキンソン病”。その”専門家である神経科医が今年春までの8か月間に8回にわたってホワイトハウスを訪れていた”とアメリカのメディアが伝えた。ジャンピエール報道官は、「訪問者の安全やプライバシーを守るべきなので名前は公表しない」などと述べた。バイデン大統領の主治医は、8日に声明を出し”ことし2月に行われた健康診断の際にこの神経科医の診察を受けたもののパーキンソン病などの神経系の疾患の所見はなかった”としている。先月行われたテレビ討論会で安定性を欠き、年齢に対する不安が広がる。これまでに、民主党下院議員5人が公然と撤退を要求しているほか、CNNテレビは”複数議員が身を引く必要があると民主党議会下院トップに伝えた”と報じている。これに対し、バイデン大統領は改めて撤退しない考えを示した。バイデン大統領は、「選挙戦を続けるべきでないと思うなら立候補して党大会で私に挑戦すればいい」などと述べた。さらに、議会の民主党の議員あてに書簡を送付し、”いろいろな憶測が出回っているが私は選挙戦を最後まで戦い、ドナルド・トランプを打ち負かすと固く決意している”として、選挙戦を続けることを強調した。
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一方の共和党は、8日に 事実上の公約となる政策綱領案をまとめた。その内容はトランプ氏の主張が色濃く反応されたもので”アメリカ第1主義、常識への回帰”と記され、アメリカのメディアは”トランプ前大統領が草案の一部を書いた”と伝えている。このうち、中国をめぐっては、貿易上の優遇措置などを講じる「最恵国待遇」を撤回するほか、移民政策では国境沿いの壁を建設など対策を強化するなどしている。バイデン大統領とトランプ大統領の支持率の差は、テレビ討論会の後広がっている。先月は1.5ポイントだったが、直近では3.4ポイントとトランプ氏リードとなった。与党民主党の議員たちは、”大統領選挙に向けた今後の対応について、9日に協議”すると伝えられていて議論の行方が注目されている。しかし、仮にバイデン氏が撤退するとなったとしてもトランプ氏に勝てる有力な候補者はなかなか見当たらず、民主党は難しい対応を迫られることになる。
平成最悪の水害ともいわれる西日本豪雨から今月で6年となる。川の氾濫や堤防の決壊などが起き、死者・行方不明者は200人を超えた。その後、現場では「逃げ遅れゼロ」にするための計画の策定を始めたが取材を進めると難しい現状もみえてきた。岡山県倉敷市真備町では、6年前に堤防が決壊するなどして浸水し、51人が犠牲になった。その8割以上が高齢者など避難をする際に支援が必要な人たちだった。福祉事業所代表の津田由紀子さんは、訪問介護やデイサービスなど地域の高齢者29人にサービスを提供している。5年ほど前から利用者一人一人に合わせた非難の計画”個別非難計画”の策定をしている。個別避難計画とは、自力で避難が難しい人たちが、誰とどのように避難するのかなど定めておくものである。国は、西日本豪雨の教訓などから3年前に計画の策定を努力義務として、自治体が主体となって作成するよう呼びかけた。津田代表たちは6年前の西日本豪雨がきっかけで、個別避難計画を作り始めた。1人暮らしの80代の利用者が、自宅で犠牲になった。「当時近所の人たちに避難の手助けをお願いできていれば、助けることができたのではないか」と今も後悔している。西日本豪雨の教訓などから、国は3年前、計画の策定を努力義務とし、自治体が主体となって作成するよう呼びかけた。発災当時、岡山・倉敷市真備町を取材。その中で出会ったのが、個別避難計画の策定に取り組んでいた福祉事業所・津田由起子代表だった。近所の人たちと話し合いを重ね、一人一人の状態に合った避難計画を一刻も早く作成しようとしていた。しかし、今回取材をすると、計画を策定できたのは、利用者29人中13人。半数以下にとどまっていた。日々、訪問介護などを行う中で、避難を支援してもらう近所の人たちを見つけ、協力を仰ぐのは難しいという。津田代表は「知らない人にいきなり飛び込みで行って“個別避難計画を作りたい”ということもすごく勇気がいる」と語った。
西日本豪雨を経験したからこそ、協力を呼びかけることに抵抗を感じている人もいる。民生委員の前田久美子さんは、この地域で15年間、お年寄りや障害のある人たちの見守りを行い、災害時の避難の方法などを考えてきた。しかし、 6年前の西日本豪雨では、担当する地区に住む車いす生活を送っていた80代の男性が自宅で犠牲になった。個別避難計画への協力を呼びかけ、支援をする人を決めておくことが、その人たちへの大きな負担になってしまうのではないかとまだ取り組めずにいるという。国は、計画に基づく”避難の支援が実施されなくても法的な責任を負わせるものではない”としている。5年前から個別避難計画の策定を続ける津田由起子さんは、課題はあるものの今後も取り組みを続けていきたいと考えている。
行政側は個別避難計画についてどう考えているのかについてのトーク。矢崎智之は「現状について倉敷市を取材した。市は啓発ためのチラシを作成したり、説明会を開催している。倉敷市防災推進課は『避難支援者を見つけることは事業所など地域に任せたほうがいい』と話していた。同志社大学・立木茂雄教授は『地域の人たちに働きかけるのは本来は行政の役割だ。ポイントは、組織の部局を超えた“全庁的”な個別避難計画の推進体制を作るべきだ。』と話していた。大分・別府市の取り組みであるインクルージョンマネージャーを教えて頂いた。災害を経験していない場所でも、意識が高まって具体的な取り組みにつながっていってほしい。」等とコメンとした。
きょうの東京株式市場、日経平均株価は、800円近く値上がりして、終値は4万1580円17銭と史上最高値を更新した。市場関係者は「米国の中央銀行に当たるFRB(連邦準備制度理事会)が、早期の利下げに踏み切るのではないかという見方から、半導体関連の銘柄を中心に買い注文が集まり、午後になると一段と上昇した。ただ、このところの急ピッチな値上がりに対する警戒感も出てきている」と話している。
全国の天気予報と週間予報を伝えた。
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4カード連続勝ち越し中と好調のロッテ。打線を牽引するのは岡大海選手32歳。打率.301とリーグ2位。先月にはプロ野球新記録となる8試合連続ツーベースをマーク。11年目でオールスターにも初選出。好調の理由について「初球からどんどんいこうという気持ちでいる。打てればラッキーというくらいの気持ちがいい結果になっている」と語った。ゲーム差が大きく開くソフトバンクの背中は見えているのか聞いてみると「まだシーズン半分なので縮めることもできる。ロッテらしい自分たちの野球をするだけ」と語った。
5連勝中のロッテの先発はメルセデス。1回2アウトから辰己涼介。速球を捉えられ、3号ソロで先制される。ランナー1人置いて5番・フランコ。ここも速球を振り抜かれ4号2ラン。注目の岡は1番で先発。ファーストストライクから積極的にスイングするがレフトフライに打ち取られる。ロッテは得点を奪えないまま8回、先頭・岡の第4打席。きょうは自分のスイングをさせてもらえなかった。岡はノーヒット。チームも6連勝とはならなかった。
オリックスは1回チャンスで4番・森。ソフトバンクの先発は有原。リーグトップの8勝。速球を捉えてタイムリー。オリックスが先制する。3回には2アウト2塁で再び森。悪送球となりランナーがホームへ帰った。有原から2点をリードする。援護をもらった先発の田嶋。緩急を上手く使ったピッチングでソフトバンク打線を抑えた。7回を投げてヒット3本無失点の好投。チームを4連勝に導いた。
西武の先発は2週間ぶりのマウンドの渡邉勇太朗。序盤から再三のピンチを背負うが、課題としている要所で粘り6回まで1失点でまとめる。打線は6回1アウト1・3塁で2番・西川。必死に食らいつき同点に追いつく。延長に入り10回。西武は3人目の松本が1点を勝ち越され、なおもピンチで清宮。今シーズン1号の2ランで突き放された。西武は4連敗。
パ・リーグ順位表。2位・ロッテは首位との差を縮められず、3位・オリックスとのゲーム差が4.5に縮まった。
広島の先発は森下。1点リードの4回1・3塁のピンチで巨人の4番・岡本和真を迎える。変化球が甘くなった。リーグトップに並ぶ15号3ランで逆転される。1点差に迫って7回2アウト3塁で代打・上本。速球に食らいつきタイムリー。直後の8回には2人目の島内が1アウト3・2塁とされ再び岡本。犠牲フライを打たれて決勝点。広島は今シーズン初めて巨人に本拠地で敗れ首位を譲った。
阪神の先発はリーグトップ8勝の才木。4回2アウト3塁のピンチでヤクルトは7番・宮本。タイムリーヒットで先制を許す。追う打線は6回1アウト1塁2塁と攻め5番・佐藤輝明。見逃し三振。6番・島田も見逃し三振。それでも1点を追う9回2アウト満塁として1番・近本。阪神は2試合連続逆転サヨナラ勝ち。
DeNAは2回に6番・佐野。ランナー2人を置いた場面。中日の先発は小笠原。DeNA戦防御率1点台。速球を捉え4号3ラン。相性の悪かった左腕から先制する。先発のルーキー石田裕太郎は6回に1点を失い6番・板山。反撃の2号2ランを打たれ、6回途中3失点で降板。続く7回は1点差に迫られ、なおもピンチで4人目の京山。打席には3番・福永。同点のタイムリーツーベース。リリーフ陣も粘れず試合は延長に入った。DeNAが延長11回オースティンのサヨナラホームランで6-5で勝利。