- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 佐藤真莉子 星麻琴 吉岡真央
オープニング映像。
危険な暑さになっている静岡・静岡市清水区・JR清水駅前の商店街できょうから7日まで行われる清水七夕まつり。危険な暑さをどう乗り越えるのか。対策の1つが救護所。水や塩あめも用意するほか、万が一に備えて看護師も常駐。さらに警備員も増強。約50人態勢で、体調不良の人がいないか見回る。警備員自身も熱中症にならないように2時間置きに休憩をとる。屋台を出している人たちも危機感を持っている。清水七夕まつり実行委員会・伊東哲生委員長は「迅速に対応できる大勢をとって無事七夕を終えられるよう願っている」と語った。
39度を超えるような暑さ。熱中症対策に詳しい医師は「体が対応できる程度を超えている」と指摘。済生会横浜市東部病院・谷口英喜医師は「体温が37℃くらい。それをはるかに上回る異常な高温。体温コントロール機能が破綻してしまう。外の温度に依存してしまう非常に怖い状態になる」と述べた。谷口医師によると、人の体は暑さを感じると皮膚の血管が広がり、熱が血流と共に体の表面に送られる。この過程で、熱が外に放出される。谷口医師は「外気と熱交換する。外気の方があつかったら熱交換ができなくなってしまう」と語った。こうした中でできることについて、谷口医師は「暑熱順化しなさいと聞いてきたと思う。暑さに慣れなさいと。ただ、これだけ暑いと悠長なことは言っていられない。暑熱“回避”をしないといけない。暑さ、蒸し暑さから逃げることが熱中症対策の一番重要なこと」と述べた。谷口医師は「どうしても屋外に出るときは、直射日光や暑い場所には近づかない。屋内にいるときもエアコンを使って、暑さから逃げて」と話していた。今夜も各地で熱帯夜が予想される。
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日本時間のきょうから、英国の総選挙の投票が始まった。海外メディアは最大野党・労働党が、議会下院の議席の過半数を獲得する可能性が高いと伝えている。スナク首相率いる与党保守党が、壊滅的な大敗をするとの見方も出ている。大手調査会社が前日に発表した議席予測では、労働党が431議席と単独過半数を獲得する一方、保守党は102議席と改選前に比べ3分の1以下になり、14年ぶりとなる政権交代の可能性が高まっている。背景にあるのが、過去14年間の政権運営に対する国民からの不満の蓄積。2010年に当時のキャメロン党首が13年ぶりに労働党から政権を奪還したが、緊縮財政を進め福祉を切り詰めたことで格差の拡大を招いたと批判される。さらにEUからの離脱の賛否を問う国民投票で離脱派が勝利したことを受けて、キャメロンは辞任した。後任のメイ首相は、EUとの離脱交渉が難航し辞任に追い込まれた。続いて首相に就任したのがジョンソン氏で、前回の総選挙で圧勝しEUから正式に離脱を果たすが、不祥事が相次いで発覚した。政党別の支持率の推移を見てみると、ジョンソン首相時代の2021年に労働党に逆転され、翌年9月にはその差が拡大。ジョンソン首相は辞任した。跡を継いだトラス首相は、史上最短の1か月半で辞任。おととし就任したスナク首相は、インフレ対策などに力を入れてきたが、保守党への根強い不信感を覆せないままだ。
直近の支持率は労働党が39%、保守党が22%となっている。さらに保守党から支持者を奪っているのがリフォームUKで、支持率は15%と保守党に迫る勢い。前身はEUからの離脱を強硬に主張した新興政党「離脱党」で、移民対策の強化を訴えてこれまで保守党に投票してきた右派の支持を集めている。今回大きな争点となっているのは、経済や公的な医療サービス、移民問題。歴史的なインフレで打撃を受けた国民の生活は改善されておらず、保守党政権が進めた緊縮財政で医療の予算と人員が不足している。治療を受けるまでに平均で3か月半待たされるなど公的医療サービスが「機能不全に陥っている」とまで言われている。労働党の圧勝が予想される中で先週行われた選挙前最後の討論会は、保守党・スナク首相と労働党・スターマー党首が、激しい論戦を繰り広げた。討論会には有権者も参加し、2人に厳しい質問を投げかける場面もあった。
ロンドンより中継。保守党苦戦の最大の理由は、議会で行われる政治が国民の苦しい生活を顧みていないという強い不満。国民の怒りをさらに買ったのが、保守党の候補者などが総選挙がいつになるのか賭けをしていたというされる問題。これまで保守党が強かった地方で取材をしても、保守党に投票すると明言した有権者は非常に少ない。今朝の朝刊には、労働党が1832年以来の大勝を収めると報じている。ただ労働党が掲げる政策が有権者を強く惹きつけているという訳ではなく、保守党を政権から引きずり下ろそうという反発が最大の原動力となっている。
今月24日は土用の丑の日。水産庁が発表したのは、ニホンウナギの「完全養殖」の実用化に取り組む国の研究機関。完全養殖とは、卵を人工ふ化させて育てたウナギを親にして、さらにその卵をふ化させること。1匹当たりのコストが2020年度の3700円から、約1800円に半減したという。水産研究・教育機構シラスウナギ生産部長・風藤行紀さんは「土用の丑の日になれば、同じような価格で安定して食卓に上すことができるというのが目標」などと語った。
完全養殖に向けた研究の背景にあるのが、ニホンウナギの漁獲量の減少。国内の川や湖で取れる天然のニホンウナギの漁獲量は、1961年の3387トンをピークに、去年は55トンと約60分の1にまで減少。環境の変化や乱獲によるものと見られ、2014年、国際自然保護連合により絶滅危惧種に指定された。資源の確保を目指すうえで鍵を握るのが、ウナギの稚魚・シラスウナギ。ニホンウナギが産卵するのは、日本から南に約2000キロ離れたマリアナ諸島の近くの海。卵からふ化したあと、海流に運ばれながらシラスウナギになる。養殖ウナギは、このシラスウナギをつかまえて育てたもの。ただシラスウナギの漁獲量は、ばらつきがあるのが現状。特に近年は漁獲量が減り、取り引き価格が高騰。ことしは1キロ当たり250万円、20年前の10倍。都内で卸売りも行うウナギの専門店では仕入れ価格の高騰を受け、去年、うな重やうな丼の値段を200円上げた。うなぎ専門店卸担当・相原秀和さんは「天然シラス(ウナギ)がとれる取れないに左右される」などと語った。完全養殖のための研究は1960年代から始まった。2002年当時の水産総合研究センターがアブラツノザメの卵をエサにすることでシラスウナギまで成長させることに成功した。2010年には卵から育てたウナギを親にして卵を孵化させる完全養殖に世界で初めて成功。今回発表した生産コストの削減は孵化してからのエサを高価なアブラツノザメの卵から鶏などの卵に切り替えることに成功したことや水槽の形を工夫し卵からシラスウナギまで育つ割合を高めることなどで実現した。
最新の技術で育てられたウナギを試食した菅谷さんは「今まで食べていたうなぎと変わらず美味しいです。」などとコメントをした。通常の養殖で使われる天然のシラスウナギと比べると1匹当たりのコストは約1800円と3倍以上。水産庁は1000円以下を目指すという。
この夏、1泊以上の国内旅行に出かける人は6800万人と、去年の同じ時期を4.2%下回るという推計を、大手旅行会社・JTBがまとめた。去年、新型コロナが5類に移行したことに伴い高まった旅行需要が一服したことに加え、物価高の影響で、旅行への支出を抑える動きが出ているためだとしている。
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きょうの東京株式市場は、半導体や輸出関連など多くの銘柄に買い注文が広がり、日経平均株価は、きのうより332円89銭高い、4万913円65銭となり、終値としての史上最高値を約3か月ぶりに更新した。投資家の間で改めて日本株を見直す動きが出ていることを示した形。東証株価指数も、バブル期の1989年12月につけた史上最高値を更新した。
開幕まで20日余となった五輪で、2大会連続のメダル獲得を目指すバスケットボール女子日本代表は、本番に向けて強化試合に臨んだ。パリ大会に向けた国内最後の強化試合は、ニュージーランドとの2連戦。第1クォーターに山本が最初の3ポイントを決める。また、相手ボールを奪って速攻も決める。守備からペースを掴んだ日本は大量リードで前半を終える。後半も3ポイントが冴え、この試合25本の3ポイントをきめた日本が125−57で勝利。
陸上女子やり投げでメダル獲得を目指す北口榛花選手。所属企業の壮行会に出席し、「パリでも悔いなく競技できるように頑張りたい」とパリ五輪に向けた決意を示した。フェンシング・加納虹輝選手と共に壮行会に出席した北口選手は、去年の世界選手権では金メダルを獲得。パリ五輪でも、目指すのはもちろん。北口は「金がいちばんいいが、自分のために投げられるようにしっかり準備していきたい」と語った。
陸上のパリ五輪代表に新たに27人が内定。男子100mの坂井隆一郎選手は先月の日本選手権で接戦を制し、2連覇を達成。女子三段跳びの森本麻里子選手はこの種目で日本選手初の五輪に挑む。
スケートボードの日本代表に内定した選手たちが会見で意気込みを語った。東京大会の金メダリストである堀米雄斗選手は選考レースで出遅れながらも逆転で2大会連続の代表内定となった。堀米選手は最後まで諦めずに自分を信じてスケボーをして光が少しずつ見えてきているような気がするなどと語った。
総勢18人でオリンピックに臨むフェンシング。パリ大会では複数のメダルが期待されている。金メダルを目指すのが男子フルーレ団体。キーマンとなるのは精神面から選手を変えたコーチ。去年イタリアで行われた世界選手権。日本は男子フルーレ団体で史上初の優勝を果たした。世界ランク1位となり、パリ五輪の金メダル候補に名乗りをあげた。この躍進を支えるのがフランス人のエルワン・ルペシューコーチ。ルペシューさんはフランス代表として5大会連続で五輪に出場。東京大会では日本を破り金メダルを獲得した。ライバルとして直に剣を交える中で選手たちに可能性を感じ大会後に日本代表のコーチに転身。ルペシューさんは日本代表に大きな潜在能力があると分かっていたなどと話す。就任以来徹底して取り組んできたことが選手に自信をつけさせること。「自分を信じる」ことこそ、ルペシューさんが現役時代最も大事にしてきたことだという。キャプテンの松山恭助選手は卓越した技術を持っているが、世界の舞台では結果を出せずにいた。マンツーマンで行う個人レッスンで常にポジティブな言葉をかけ続けていた。ルペシューさんは母国で行われる五輪で日本を支えるコーチとして頂点を目指す。フェンシングは開会式翌日から競技が始まる。
ドジャースの大谷翔平選手が今月のオールスターゲームのファン投票でナショナルリーグ指名打者部門の1位となり、先発出場が決まった。大谷はダイヤモンドバックス戦に1番で出場し、1回はセンターに打つもヒットはこの1本で、チームは大敗を喫した。