39度を超えるような暑さ。熱中症対策に詳しい医師は「体が対応できる程度を超えている」と指摘。済生会横浜市東部病院・谷口英喜医師は「体温が37℃くらい。それをはるかに上回る異常な高温。体温コントロール機能が破綻してしまう。外の温度に依存してしまう非常に怖い状態になる」と述べた。谷口医師によると、人の体は暑さを感じると皮膚の血管が広がり、熱が血流と共に体の表面に送られる。この過程で、熱が外に放出される。谷口医師は「外気と熱交換する。外気の方があつかったら熱交換ができなくなってしまう」と語った。こうした中でできることについて、谷口医師は「暑熱順化しなさいと聞いてきたと思う。暑さに慣れなさいと。ただ、これだけ暑いと悠長なことは言っていられない。暑熱“回避”をしないといけない。暑さ、蒸し暑さから逃げることが熱中症対策の一番重要なこと」と述べた。谷口医師は「どうしても屋外に出るときは、直射日光や暑い場所には近づかない。屋内にいるときもエアコンを使って、暑さから逃げて」と話していた。今夜も各地で熱帯夜が予想される。