米国のバイデン大統領は、大統領選から撤退することを表明。また、ハリス副大統領を民主党の大統領候補として支持する考えを表明した。共和党の候補はトランプ前大統領。バイデン大統領はSNSで「私はハリス氏を党候補者として全面的に支持し推薦したい」とした。これに対しハリス副大統領も「大統領からの支持を得た。党の候補者氏名を勝ち取りたい」などと意欲を示している。ハリス副大統領はカリフォルニア州出身で59歳。2004年からサンフランシスコ地方検事を務め、2011年からカリフォルニア州司法長官に就任。2016年に上院議員当選、2021年に女性初の副大統領就任。不法移民対策を担当しているが、目立った実績残せていないともいわれている。宋は「産婦人科医の視点から、トランプさんが中絶禁止など、女性の権利を制限している。女性の候補者となれば、そういった部分を論点の1つにしてほしい」などとした。ハリス氏が候補になった場合トランプ氏は「戦いやすい」と話しているという。樫元は「注目点の1つはハリス氏が検察官としてのキャリアが長い点。トランプ氏は4つの刑事事件で起訴されているが、ハリス氏が悪事に目を光らせる立場として立ち向かうという役回りを演じていくと、討論会で口撃するような場面があれば勢いがつくかもしれない」などと話した。ハリス氏は副大統領としての評価は高くなく、不法移民対策の結果も出なかったため、そこが共和党からの攻撃材料となってしまっているという。