オールニッポンAM・森田長太郎の解説。森田さんは「7月のPMIが7ヶ月ぶりに50をわっている。方向が全体として製造業頭打ちという形。去年ボトムアウトしている。通常に比べかなり緩やかな回復だった。1年程度で頭打ちとなるとアメリカ経済大丈夫かということになりそう。理由は金融引き締め効果が出ている。今回、金融政策と景気の関係がちょっと特殊になっており、通常は利下げが行われるとか金利が十分に下げ止まったところで景気が刺激されて回復をしてくるが、今回の場合は金利が上げてしまって大幅に引き上げられた最終盤のところから景気が去年から少しサイクルが上がってきている。グローバルに見るとハイテク半導体が主導する形で景気が上向いている。米国内部の要因としては財政の影響が景気を支えている。半導体の市場が調整するにしても本格的なものになるのか、ある程度軽度の調整なのか、ここの判断が重要になってくる。長期的に見ると10年ぐらいのスパンで見るとまだまだ相当拡大余地がある」などと述べた。