ここからは東洋大学・国際学部教授の横江さんに解説いただく。横江さんはアメリカ大統領選挙について「こんなにわからない大統領選挙は初めてじゃないですかね。世論調査やっている人が『わからない』って言っていますから。ちゃんと答えてくれないようなイメージが世論調査紙の人にもあるみたい」などと話した。アメリカ大統領選挙は各州の人口などに応じて選挙人が割り振られており、最も多いのはカリフォルニア州の54人、次にテキサス州の40人などとなっている。ほとんどの州では「勝者総取り方式」で、その州で1票でも多く得た候補が選挙人を総取りするというシステム。そうして人数を積み上げ、全米で過半数の270人を獲得した候補が次の大統領となる。現在の開票状況を表示した。現在の獲得選挙人はハリス氏が35人、トランプ氏が95人とトランプ氏が優位。勝敗を左右するのは激戦州と言われる7州。今回はこの激戦州について紹介する。ペンシルベニア州はラストベルトの重要州となっており、経済に関心事が集まっている。7月にはトランプ氏の暗殺未遂事件があった。ペンシルベニアの現在開票率7%で、ハリス氏が71%と優勢。2つ目はジョージア州。勝敗の鍵を握るのは黒人。公民権運動で有名なキング牧師の故郷でもある。開票率は現在51%でトランプ氏が55%と優位。横江さんは「期日前投票があるので、何十万表という差があったとしても変わることもある。期日前投票は民主党のほうが圧倒的に強いので。あとは田舎の方から開票されるんですが、田舎の方は共和党が強いので、いまこのくらいの差ということはまだまだ分からない」とコメントした。