ウクライナへの軍事支援の継続に消極的とされるトランプ氏の外交の行方に注目が集まる中、ウクライナは徴兵による人手不足などで経済面でも苦悩に直面している。ウクライナにとって揺らいでいるのはドイツからの支援だけではない。トランプ氏の大統領就任で最大の支援国米国が欠けることになるかもしれない。ウクライナはロシアの侵攻から国を防衛するとともに経済も回し続けなければならない。戦争にもかかわらず経済は成長しているが労働力が足りない。建設業界は最も影響を受けている。キーウでは、この間に建設業の労働者50%が徴兵された。防衛ラインの建設のためにもさらに徴兵されるとのこと。他の業界も専門職不足を感じている。企業の売り上げと利益が下がっている。それは、税収の低下も意味する。ウクライナは兵士も必要しかし、経済も回さなければならないというジレンマに直面している。