松本さんの日経平均予想レンジは38100円~38400円。注目ポイントは「“悪いトランプ”を意識する日本株」。きょうはきのうの日本株の下げ分を取り戻すようなかたちの展開になるかなとみているとのこと。“悪いトランプ”はアメリカが掲げる関税政策、保護主義的な貿易のこととし、第一次トランプ政権からの株の動きを説明、足元の日本株について「海外投資家の日本株への関心を示す売買動向やPERを見る限り米中対立が深刻化した2018年後半までは折り込んでいないが、保護主義的な政策に対する発表が相次いだ2018年前半程度の可能性は、ある程度マーケットは意識しているんじゃないかと思う。来年のマーケットはトランプさんが打ち出す政策にふれる可能性があり難しいマーケットになるかなと思うが、一方でFRBは利下げが始まっている、これが実体経済に対してプラスの影響を及ぼす可能性も高いと思う。日本の株式市場はすでにトランプさんのリスクをある程度折り込んでるんじゃないですかという中で、過度に先行きを悲観視すべきではないかなと思っている」などと話した。