矢嶋康次が「日米貿易交渉の課題」をテーマに解説。トランプ新大統領の就任まで2カ月を切った。トランプ大統領は中国に60%、それ以外に10%から20%、メキシコには車に200%超かけると言っている。米国のピーターソン国際経済研究所が出している試算を紹介。日本への影響は2年目で実質GDPの成長率がマイナス0.14%ぐらい。小さいように見えるがこれは前提条件ので相当変わってくる。日本としてはできるだけ影響を少なくする交渉が必要だができなかった時、日本企業の立地条件が変わってくる。トランプ政権第一期と決定的に違うと思うのは中国への高関税はある意味デカップリングが目的になっている。前回の交渉と同じように日本にとって一番肝になるのは自動車になってくるのではないか。前回トランプ政権下の通商交渉を紹介。日本とすると牛肉のところは応じただが一番痛い自動車の関税の引上げというのがなかった、先送りになったというのが前回の交渉。誰になるか、どういう形で交渉を始めるかによって日本の自動車のテーマの置き方が変わってくるというのが今の現実。日米貿易交渉の間接的な課題はメキシコの自動車、中国の半導体問題などと日米貿易交渉の課題について解説をした。