ウクライナはNATO加盟を急ぐ方針で、ウクライナ外務省のウェブサイトでは「NATOへの完全な加盟に代わるいかなる代替案も受け入れない」として、NATO加盟を最重視する様子も見せている。ゼレンスキー大統領は英メディアに対し統治しているウクライナ領をNATOの参加に置くことを優先し、占領されている他の領土は外交的に取り戻せると主張する様子を見せていた。これまでは戦闘による領土奪還を目指してきたが、これに変わり現在の領土をNATOの守る領土と考えを転換した物となっている。ストルテンベルグ元事務総長は冷戦時代に西ドイツは東ドイツをドイツの一部とみなしながらNATOへ加盟したことをあげ、ロシアが占領している地域を棚上げにしてNATO加盟を目指す考えを示唆していてこれを受け入れた形となっている。トランプ政権のケロッグ退役中将が和平交渉としてプーチン氏にウクライナのNATO加盟見送りを提案していて、NATO加盟の道筋を具体化することでトランプ氏に譲歩しない姿勢を示す形となっている。課題としてNATO加盟国内に慎重な意見も多く聞かれていることがある。