石破総理ときのう面会したのは世界経済フォーラムのボルゲ・ブレンデ総裁。米国のトランプ政権の発足を前に自由貿易や国際協調の枠組みが試練を迎える中、日本の役割に期待を表明した。トランプ次期政権が導入を目指す高関税についてどう見るか聞いた。「米国は各国と交渉するだろうが中国との交渉は厳しいものになるだろう。日本やヨーロッパの交渉は困難ではなるが中国やメキシコに比べれば比較的容易になると予想する」。米国国内でインフレをもたらすリスクなどを考慮し、公約したような非常に高い関税の導入は避けるだろうと予測する。一方、ウクライナへの支援に消極的なトランプ氏が、就任後、24時間以内に終わらせると宣言したロシアとウクライナの戦争の行方については「米国が支援を減らすことはないと考えている。彼らはロシアとの交渉に臨む際にウクライナが強い立場にいることを望んでいる。最も現実的な解決策の一つとして境界線の設定が考えられられるかもしれない。具体的には交渉で決定されるべきものだ」とコメント。