大川智宏さんが解説。日経平均予想レンジ:3万9300円〜3万9700円。週末に掛けて円安が進行、米国ハイテク株が堅調だったことで、日経平均株価は上がりやすい地合いではと考えている。今週、日本、米国、ヨーロッパの金融政策決定会合が目白押しで、見極めのため、大きくは動きにくいのではと見ている。そして本日の注目ポイント:どこまで行くのか「マグニフィンセントセブン(アップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾンドットコム、メタ、テスラ、エヌビディア)」。グラフ「マグニフィンセントセブンの平均株価、S&P500、日経平均」。来年以降も勢いが続くとみている。グラフ「マグニフィンセントセブンの平均予想成長率:売上高、純利益」。グラフ「セールスフォース・予想売上高(12カ月先)、株価」。米国ハイテク株の株価は割高感があり、過熱感もある。いったんは調整するリスクがあるのでは。目先一番のリスクは好調な米国経済とトランプ次期大統領の保護主義によるインフレ懸念再燃。インフレ懸念が高まるとFRB(連邦準備制度理事会)の利下げ停止、利上げも織り込まれ金利が上昇しやすくなる。金利上昇では割高な株は売られやすい。業績が悪く売られているわけではないので、下値を拾うチャンスととらえ、投資を考えるのもいいのではと話した。