トランプ米国次期大統領は大統領就任の初日にWHOからの脱退を発表する計画だと複数のメディアが報じた。22日付の英国のフィナンシャルタイムズを紹介。脱退については1期目の2020年にも「我々は本日をもってWHOとの関係を打ち切る」と発言。当時は新型コロナ感染拡大の真っただ中で、対処するWHOが中国寄りだというのが脱退の理由だった。実際にWHOに通告までしたが、バイデン氏が即座に撤回している。2期目のトランプ氏が厚生長官に指名しているのはケネディ家の異端児のロバート・ケネディ・ジュニア氏。ワクチン懐疑派がこのポジションを担うことになれば世界の公衆衛生が混乱する可能性は高まる。トランプ氏がこれまでに就任当日にやると言っていたことはウクライナ停戦、関税引き上げ、移民政策の強化、パリ協定からの即時脱退など。パナマ運河の返還を主張。グリーンランドについても「世界の安全と自由のために所有が必須」と発言。カナダを51番目の州にする可能性をほのめかしている。大統領就任式は来年1月20日。ワシントンで行われる。