アメリカのトランプ大統領は10日、アメリカに輸入される鉄鋼製品とアルミニウムに25%の関税を課す文書に署名した。アルミニウムは現在の関税率10%から25%に引き上げると説明し、すべての国が対象で例外あるいは適用除外は設けないと述べた。日本の製品も対象になるものとみられる。1期目のときはメキシコやカナダ、オーストラリアなどからの鉄鋼製品については追加関税の適用が除外となったほか、日本からの製品も関税が課されない枠が設けられるなどの対応が取られていたが、こうした特例措置は撤廃されることになる。さらにトランプ大統領は、半導体、自動車、医薬品などに加え自動車への関税措置の導入も示唆したが、詳細は明らかにしなかった。