アメリカ・トランプ大統領がウクライナ・ゼレンスキー大統領を「選挙のない独裁者。ゼレンスキーはもっと早く動くべきだ。国がなくなってしまうぞ」と批判した発言が物議を醸している。トランプ氏は自身のSNSでも「そこそこ成功したコメディアンがアメリカを説得して3500億ドルを出費させた」「勝つことのできないはじめる必要のなかった戦争に突入させた」とした。ゼレンスキー大統領の支持率は2022年5月は90%、今月は57%となっている。ゼレンスキー大統領は「残念ながらトランプ大統領はニセ情報の空間で生きている」と述べた。ゼレンスキー大統領は去年5月20日に任期満了、ロシアとの戦いが続いていることから大統領選の実施を見送っている。ロシア・プーチン大統領は先月「任期切れで非合法」と繰り返し主張。戦争終結の文書に署名する権限がないとしている。18日にサウジアラビアで行われたアメリカとロシアの高官協議では戦闘停止、ウクライナ大統領選挙、最終的な和平合意についての案が協議された。