トランプ大統領がカナダとメキシコへの関税を予定通り行うとする発言に、市場では警戒感が広がっている。きょうの日経平均株価は、一時1100円以上値下がりした。トランプ氏の発言に加え、アメリカのハイテク株が大幅に下げた流れを受けた。市場では、トランプ氏がさらなる関税を発動したり、各国が相互関税を課したりする可能性を懸念していると言い、関係者は、今後のトランプ氏の発言次第で、さらにもう1段階下げる可能性があると警戒している。一次政権のときに、株価や景気を意識した政策を行ってきたことから、早ければこの数日中に、関税への姿勢を和らげる可能性があるとも指摘している。