東京株式市場で日経平均株価は一時1000円以上下落した。その要因がトランプ大統領。9日に放送されたアメリカFOXニュースのインタビューでリセッションの可能性を問われたトランプ大統領はそれを否定しなかった。マーケットではトランプ大統領とリセッションを掛け合わせた「トランプセッション」という造語が飛び交うなど景気後退が急速に意識された。今日の東京市場でも金融関連など幅広い銘柄に売り注文が相次いだ。マーケットで強く意識されているのがトランプ大統領による関税政策の行方。10日、ワシントンを訪れたのは日本の武藤経済産業大臣。アメリカに輸入される鉄鋼やアルミニウム製品に対する25%の追加関税発動が12日に迫る中、ラトニック商務長官らと相次いで会談。こうした関税の適用対象から日本を除外するよう直談判に訪れたがアメリカ側から関税の適用を除外する確約は得られなかった。