およそ1時間にわたったというアメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の電話会談。両首脳の対話は激しい口論となった先月28日の首脳会談以来。ゼレンスキー大統領は全面的な停戦を求める意思を改めて示しロシアが受け入れたエネルギー施設への攻撃停止に同意。また、アメリカ側はウクライナの原子力発電所について協議したとし、アメリカがウクライナの原発を所有することがウクライナのエネルギーインフラを支援する最善の方法だと表明している。ロイター通信によるとゼレンスキー大統領は電話会談後、ウクライナ南部のザポリージャ原発についてアメリカが出資してインフラ整備などを1年以上かけて進める考えをトランプ大統領に伝えたと明らかにした。更に、アメリカ側によるとゼレンスキー大統領は防空システムの追加供与をトランプ大統領に要請。これに対し、トランプ大統領はヨーロッパ諸国から調達するべく協力していくと応じた。今週末にも再びサウジアラビアでウクライナとアメリカの協議が行われる可能性がある。