小笠原諸島の硫黄島で日米合同の追悼式が行われ、石破総理大臣が、現職の総理大臣として初めて出席した。激しい戦闘が行われた摺鉢山などを視察した。太平洋戦争末期の激戦地となった硫黄島。アメリカ軍は東京から1200キロ余り離れたこの島を、日本本土への攻撃の足場にするための戦略上重要な場所と捉え、昭和20年2月に上陸作戦を開始した。36日にも及ぶ戦闘の末、アメリカ軍は硫黄島を攻略したが、両軍ともに多くの犠牲者を出し、日本側は、およそ2万1900人、アメリカ側はおよそ6800人が戦死した。この地できょう開かれた日米合同の追悼式には、石破総理大臣と共に、就任後初めて日本を訪れているアメリカ・ヘグセス国防長官が出席。2人は日米同盟について言及した。式典のあと、石破総理大臣は「日米が同盟関係をさらに強固にすることで世界の平和のためにともに力を尽くす意義のある1日だった」とコメント。
一方で今後の日米関係を巡っては不透明な部分もある。アメリカ・トランプ大統領は今月、日米安全保障条約の内容について「アメリカは日本を守る必要があるが日本はアメリカを守る必要ない。誰がこんなディールをするのか」とコメント。また、先週はアメリカの国防総省が、組織や態勢を見直すために検討している案の中に、在日アメリカ軍を強化する計画の中止が含まれていると報じられた。こうした中、あすは防衛省で、中谷防衛相とヘグセス長官が会談する予定で、日米同盟の強化に向けた具体的な取り組みについて、意見が交わされる見通し。
一方で今後の日米関係を巡っては不透明な部分もある。アメリカ・トランプ大統領は今月、日米安全保障条約の内容について「アメリカは日本を守る必要があるが日本はアメリカを守る必要ない。誰がこんなディールをするのか」とコメント。また、先週はアメリカの国防総省が、組織や態勢を見直すために検討している案の中に、在日アメリカ軍を強化する計画の中止が含まれていると報じられた。こうした中、あすは防衛省で、中谷防衛相とヘグセス長官が会談する予定で、日米同盟の強化に向けた具体的な取り組みについて、意見が交わされる見通し。