今日の日経平均株価が一時2900円以上下落するなどトランプ関税ショックによる世界同時株安の連鎖が止まらない。トランプ政権が世界各国に課した相互関税。中国がアメリカに対し34%の報復関税を発表するなど貿易戦争に発展する恐れも高まっており、世界同時株安にも見舞われている。トランプ大統領は6日、「時には薬を飲まないといけないこともある」と述べ、相互関税を見直さない考えを改めて強調した。また、トランプ氏は「我々は中国やEUなど多くの国との間に巨額の赤字を抱えている、この問題を解決できるのはアメリカに数百億ドルをもたらす関税しかない」とSNSにで説明している。相互関税を巡っては5日に第一段階として全ての国を対象に一律10%で発動。9日には第二段階として、アメリカが貿易赤字を抱える国に対し税率を上乗せする予定。トランプ氏は4日には「弱い者だけが失敗する、今はかつてないほど金持ちになるチャンスだ」と狂言している。