核開発をめぐるアメリカとイランの協議が中東オマーンで行われる。前のトランプ政権時代両国の関係は悪化した。2018年、1期目のトランプ政権時、核合意の内容が不十分だとしてアメリカが一方的に離脱し、イランに対する制裁を再開したのが両国の関係が悪化したきっかけ。その後バイデン前政権が核合意の立て直しに向けてイランとの間接協議を行ったものの、立場の隔たりが埋まらないまま今に至っている。イランのアラグチ外相は8日、アメリカのワシントン・ポストに寄稿した。この中で、アラグチ外相は「イランは誠実に協議に臨み、合意を結ぶ用意がある」として新たな合意を真剣に検討する姿勢を強調している。トランプ大統領は目指すべき合意について、従来の核合意に比べてもっと強力なものになるだろうと述べ、イランの核開発への制限をより強めたい考えを示している。