原田さんは「去年の秋まではアメリカ経済が一人勝ちだったが、いまは一人負けと言える上京。景気の悪化やインフレの直撃でドル資産を買えない。中国など新興国の外貨準備はドルから金などに少しずつシフトキてきたが、それがさらに加速するとみられるので、相場の天井が見えないようないまの動きになっている」などと話した。先ほどIMFのGDP成長見通しが発表された。今年の世界の実質成長率は2.8%と1月に公表された見通しと比べて0.5ポイント下方修正された。アメリカに至っては0.9ポイント下方修正された他、日本も見通しが引き下げられている。原田さんは「この試算はまだ甘いと思う。アメリカの大手銀行などはアメリカ経済の景気後退の確率が5割前後という見方がかなり出ている。市場の不透明感の最大の要因はトランプ大統領がFRB・パウエル議長を解任すると発言したこと。気に入らない高官を首にするというはトランプさんのいつものやり方だが、FRB野木町は特別な人。こういう人の立場が危うくなるというのは市場は非常に神経質になる」などとコメントした。